（画像提供：任天堂）
任天堂の『ゼルダの伝説 涙の王国』の発売前トレーラーはすべて、リンクが空を飛び、ハイラルに浮かぶ空島の新しい群島を探索する様子を披露していました。空がゲームのかなり重要な部分であると言っても過言ではありません。そのため、Switch エミュレータ Yuzu の開発者が最初に雲を修正したのは当然のことです。
「涙の王国のちらつき雲と深さのジオメトリを修正」と、太平洋時間の午後 4 時頃に記録されたアップデートには書かれています。ゼルダは米国で太平洋時間午後9時まで公開されなかったが、世界的に真夜中に発売されたということは、オーストラリアまたは日本のSwitchアカウントがあれば、エミュレータ開発者はすでにゼルダを手に入れることができた――何年も出回っているゲームの海賊版に触れることなく、ゼルダを手に入れることができたということだ。ここ2週間。
「新しいタイトルを合法的に入手して自分たちで廃棄できるようになって初めて、新しいタイトルのエミュレーションに取り組み始めます」と、Yuzu のプロジェクト リーダーである Bunnei 氏は言います。 「Nintendo Switch のリリースは地域ベースであるため、タイトルが世界のどこかで入手可能になるとすぐに、法的にそれに取り組むことができるようになります。これまでのところ、Yuzu の TotK に関するほとんどの問題は、デバッグが早く、解決が簡単な小さな変更で修正されています。コミュニティが私たちよりずっと先に MOD を使ってこれらの課題の多くを解決できたという事実がその証拠だと思います。」
Bunnei 氏は、Tears of the Kingdom のリーク以来、著作権侵害のサブレディットや Discord で配布されてきたパッチやカスタム エミュレータ ビルドについて言及しています。彼らはそうしてきました エミュレーション開発者にとっては本当に厄介なことだ 、リリースまでYuzuとRyujinxのDiscordサーバーでTears of the Kingdomエミュレーションについて議論することが全面的に禁止されました。ゲームが正式にリリースされた今、両方のサーバーの一般チャット チャネルはゼルダの話で溢れかえり、エミュレータ開発者たちはすぐに行動に移しました。
色褪せた笛の嘘
木曜日の早朝から Ryujinx のアップデートが行われ、Tears of the Kingdom の多くの問題が解決されました。
- シェーダ キャッシュに関連するクラッシュを修正
- オーディオを破損するオーディオ チャネル マッピングの問題を修正
- テクスチャアーティファクトの問題を修正
- Vulkan バックエンドのいくつかの視覚的な不具合を修正
- UIに影響を与えるエイリアシングの問題を修正
これまでのところ、Yuzu には細かい変更はほとんどありませんが、ゲームはすでに非常にうまく動作しています。金曜早朝のアップデートで影のちらつきの問題が修正され、週末を通じてYuzuの「早期アクセス」ビルドにさらに追加される可能性がある。以下は、Yuzu で一貫した 4K、30 fps で実行されている Tears of the Kingdom の例です。
「TotK の開発期間の長さを考慮すると、任天堂の BotW エンジンが大幅な進歩を遂げ、新たな技術的課題が生じると予想していました」と Bunnei 氏は言います。それにもかかわらず、私たちはこのタイトルのリリースに先立って BotW の改善に倍増することが有益であるという賭けをしました。私たちの取り組みの結果、平均パフォーマンスが約 40% 向上しました。TotK が最初から Yuzu で非常に優れたパフォーマンスを発揮できたのは、主にこの作業のおかげだと思われます。」
もちろん、まだ完璧とは言えません。一部のプレイヤーはクラッシュとメモリ リークが発生し、Yuzu が 12 GB 以上の VRAM を消費すると報告しています。 Bunnei 氏によると、Tears of the Kingdom は「圧縮画像フォーマットを多用している」ため、VRAM を大量に消費します。 ASTC デスクトップ GPU でエミュレートするにはコストがかかります。ただし、エミュレータはキャッシュされたメモリを定期的にクリーンアップすることを目的としているため、ほとんどのプレイヤーにとって問題は発生しません。
「私たちが推奨するハードウェアと設定で実行している場合、問題が発生することはないと言えます。私たちのチームのメンバーは、問題なく何時間もプレイできることをすでに確認しています」と Bunnee 氏は言います。
全体的なパフォーマンスは時間の経過とともに間違いなく向上し、フレームレートに問題を起こすことなく Tears of the Kingdom をプレイするために現在必要とされているハイエンド システムのハードルを下げます。今後数週間で、プレイヤーの関心がピークに達するにつれて、両方のエミュレータが改良を進めていくことになるでしょう。
バイオハザード4はいつ出るの？
5月1日からはどちらも ゆず そして Ryujinx Patreonの支援者が急増しています。 Patreon 経由でエミュレータの独占的な初期ビルドを提供する Yuzu は、2,500 人の新規パトロンにより、18,000 ドルから 28,000 ドル以上に増加しました。 Ryujinx の Patreon 収入は、年間を通じて 1,900 ドルから 2,000 ドルの範囲で推移していましたが、2,500 ドル近くまで上昇しました。 Ryujinx の Patreon にはエミュレータの初期ビルドは含まれていませんが、現時点では 2,500 ドルの目標に非常に近づいており、プロジェクト創設者の gdkchan はフルタイムで開発に取り組むことができます。
エミュレータ開発者自身がバグの修正に取り組み、Tears of the Kingdom が Switch ハードウェアをどのように利用するかを正確に理解することに取り組んでいますが、エミュレータをいじっているのは彼らだけではありません。モッダーたちはゲームのコードもいじっており、すでに 60 fps の Tears of the Kingdom を実現できるところまで到達させています。
